はじめて横浜の保護ねこカフェおむすびに行った時の話
横浜西口にある【保護ねこカフェ おむすび】さん。わたしは去年の冬、友達と遊んでいる時にこの猫カフェを知った。
予定もなく友達と集まったその日はお互いに癒しを求めていた。ひらめいたのがアニマルセラピーだった。
『横浜 猫カフェ』
検索して一番に出てきたのがおむすびさんだった。
漠然と動物、癒し、で思いついたのが猫カフェ。でも猫カフェはねぇ、猫好きだけど、可愛いねこちゃんがしつこい人間に追いかけ回されたりしてるのを他所で見てから、苦手なんだよな…
あと猫飼ったことないし触れ合い方がわからんのよな。
なんて一抹の不安を抱きながらも、猫は見たい。間近で猫が見たい。友達には申し訳ないけど、私は猫が間近にいる空間、それだけで良かった。自己中心的だな。
とりあえず予約をしてみることに。TwitterでDMを送り予約できるか聞いたらすぐに返信がきて大丈夫とのことで向かいました。
到着して入り口の看板を見ると、「癒し系ではありません」の文字。さらに「全員元野良」とのこと。ほほう。一緒の空間に居られれば満足なのでのぞむところっすよって気持ちだった。触れ合いのハードルが下がりむしろその言葉に安心した。
入店すると店長の早川さんが笑顔で出迎えてくれました。システムを丁寧に説明してくれた後に、一緒に猫スペースへ行き猫たちの紹介をパネルを使って1匹づつしてくれました。
この猫紹介をしてくれるのが他の猫カフェとの違いだなと思います。
1匹づつ名前とどんな子なのか、どこを触られるのが好きか、どうすれば仲良くなれるかを教えてくれるので、猫にも人間にもストレスなく最初のコミュニケーションがはかれるんじゃないかなと思います。
その日は私たち以外はほぼ常連さんで猫も人間もまったり。猫スペースは常に癒し系BGMが流れるビル6階。大きな窓のカーテンの隙間から見える晴れた冬空が綺麗だった。猫たちはほぼ寝ている。人間も大抵本を読み、たまに猫が目を開けたら優しく撫でている。
なんて………理想の癒し空間!!!!
邪悪な奴はここにはいない!あるのは猫と大きな窓と美しいBGM。そして大量の本!!!!
そう、おむすびさんには大量の漫画や本が置いてあるのです。常連さんの寄付?らしいのですが凄まじい量です。猫が全員寝ているなんてこともざらなおむすびですが退屈な瞬間なんて一度もないのよ!!
うん。熱くなっちゃった。てへ
それで、結局わたしも友達も猫とのコミュニケーションの取り方がわからず触ることもままならないまま、ただただ、ニヤニヤしながら常連さんに甘えている猫達を眺めていた。
友達がどう思っていたのかわからないけど私はとても満足だった。
時折り近寄ってきてくれたのが三毛猫のふりかけちゃんと黒猫のあられちゃん。おむすびきっての仲良しの2ニャンだ。
どう触れ合っていいか分からずもじもじしている我々に、常連さんが「ふりちゃんは、やさしくお尻ぽんぽんすると喜びますよ」と教えてくれた。この常連さんはさっきまでこのふりかけちゃんとあられちゃんに囲まれて両手で2匹のおちりをポンポンしていた。我々の羨望の眼差しに気付いていたのだろうか…
助言をありがたく受け止め、いざおしりをポン!
ふりちゃん「んー、ちがう。」と言わんばかりのお顔をしていたね。忘れないよ
でも逃げずにポンポンさせてくれたね。ありがとう。忘れないよ
時間軸がバグる超癒し空間に一度でメロメロになったわたしは、その数ヶ月後に他の友達とまたおむすびさんを訪れました。
そして想いが通じたのか、その日の夜に夢でふりちゃんが営業しに来てくれました。
夢の中でふりちゃんは「にゃっ」と言いながら私の元に来てくれて、可愛かったなぁ
その夢があまりにも嬉しくて次の休みに意を決して一人で予約。まさかの正夢のようにふりちゃんが「にゃっ」と出迎えてくれました。
ふりちゃんはそもそもとっても頭の良い子で2度目3度目のご来店だとわりとご挨拶しに来てくれます。
そこからはもうずぶずぶの沼ですわ
通い詰めるほどに仲良くなってくれる猫たち。それぞれの性格もわかってくると楽しさはより一層深まるばかり。
わたしは新しい居場所を見つけたような高揚感があった。今ではとても大切な場所となっています。ありがとう店長の早川さん。ありがとうおむすびニャンズ。
あたし、しあわせ!!
以上